創立150周年を迎えて

同窓会長のあいさつ

岐阜大学教育学部同窓会長
高橋忠明

 会員の皆様におかれましては、ご健勝にて、ご活躍のこととお慶び申し上げます。日頃は岐阜大学教育学部同窓会の活動に、ご支援ご協力をいただき誠にありがとうございます。
 明治5年(1872年)の学制発布の翌年、明治6年(1873年)12月に我らが母校岐阜大学教育学部は、師範研習学校として大垣藩庁舎に設置されました。その後幾多の変遷を経て令和5年(2023年)12月には、満150年となります。
 現在、会員数は2万2千人超え、教職、公務員、民間企業をはじめ社会で多岐にわたり活躍されており、輝かしい本学部の歴史と伝統を築き上げて頂いています。
 令和2年1月からのコロナへの対応は、150年の歴史の中において、大変厳しい試練を後輩の学生達、同窓会の組織に与えました。とりわけ、教育実習についてはコロナへの対応に関して大学の先生方による学生達への詳細な事前指導、教育実習協力校による学生達への温かく丁寧な指導により、全ての学生が教育実習を無事修了し、新進気鋭の教師として教壇に立つことができました。
 岐阜大学教育学部創立150周年を大いなる区切りとし、新たな歩みだしに向け、教育学部同窓生の集いを開催いたします。令和6年6月2日(日)、同窓生の皆様、こぞって参集し旧交を温めましょう。
 会員の皆様には、今後とも同窓会活動にご理解、ご協力お願いするとともに日頃のご指導ご鞭撻に感謝し、岐阜大学教育学部創立150周年行事へのご協力を心からお願い申し上げ挨拶に代えさせていただきます。

学部長のあいさつ

岐阜大学教育学部長
山田敏博

 みなさま,こんにちは。岐阜大学 教育学部長の山田雅博でございます。本学部の歴史は,明治6年12月に創設された師範研習学校から始まりました。以降,一貫して地域の教員養成に尽力し,令和5年12月をもちまして,創立150周年を迎えました。この長い間にわたり,同窓会の皆様方には,日頃より多くの点でお世話になっていること,この場を借りて改めて御礼申し上げます。
 近年は,岐阜県も含めて教師不足が様々なメディアで伝えられております。令和4年度においては,岐阜県における教師不足解消に向けて,教職の魅力化を図るため,岐阜県教育委員会と教職課程を有する県内の全7大学,市町村教育長,及び校長先生方が,オール岐阜で大同団結し,一堂に会して議論を行いました。そして,令和4年11月15日には,県内の全7大学の学長が出席し,教育現場の職場環境を改善するとともに大学などと一体となって教職を目指す学生を採用後に至るまで一貫して支援する方針を決めました。この方針に基づき,実効性を伴った教職の魅力化が行われつつあります。これらについて大きなご尽力をされた県内の先生方,特に教育学部同窓会の先生方には,心から感謝申し上げます。
 創立150周年を迎え,教育学部同窓会の皆様方と教育学部の教職員とが交流を深め,岐阜県の教員養成をリードする中心大学として,同窓会の皆様方と力を合わせて教員の養成に取り組み,岐阜県におけるより一層の教職魅力化を進めていく気概が必要になるものとあらためて心に刻み込んだ次第です。同窓会の皆様方には,今後も温かいご協力とご指導を頂きたく,どうぞよろしくお願い致します。